ルクセンダルク大紀行

Linked Horizon ルクセンダルク大紀行歌詞
1.Theme of the Linked Horizon

作詞:Revo
作曲:Revo

世界は広いのかい? それとも… 狭いのかい?
嗚呼… 古びたその地図は埃を被ったまま…

毎日は楽しいかい? それとも… 退屈かい?
嗚呼… 机上の地球儀はカラカラとよく廻る…

今… 君の知らない何処かで 産声は上がっている
出逢えぬままで 過ぎて逝くのは 何だか寂しい……

僕達は自由さ 何処へでも旅して往ける
繋がる地平 広がる世界へ
→誘うように 君の手を取ろう

真実の自由は 何時だって《君の心の中》にある
瞳を閉じて さあ… 征こうぜ!

生命は重いのかい? それとも… 軽いのかい?
嗚呼… 空っぽのポケットには何を詰めるべきか…

儘… 君が寝てる間にも 戦争は始まってゆく
識らないままで 気付かぬ振りは 何だか哀しい……

風の様に自由さ 何処までも訪ねて往ける
繋がる地平 新しい世界へ
→羽ばたくように 詩を奏でよう

奪えない自由は 何時だって《僕達の心の中》にある
耳を澄まして さあ… 征こうぜ!

君が見上げてる その星空と
僕が見てる星空が 違ったとしても

でも君が今感じてる その寂しさは
きっと僕の寂しさと 同じ色をしてる

嗚呼… 僕達は廻り続けるだろう 最果てへ繋がり続ける世界を
然る詩人の言葉借りるなら 白い鴉のように―――

Linked Horizon


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繋ガル ナガル ナガル ガル
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L i n k e d

幻想の自由さ 何処にでも還って来れる
繋がる地平 素敵な世界で
→見つけた宝物を 君に届けよう
行き先は自由さ 何度でもまた何処へでも
繋がる地平 未だ見ぬ世界で
→ 明日は君が 詩を紡ぐだろう

世界は広いのかい? それとも… 狭いのかい?
嗚呼… 古びたその地図は……


2.ルクセンダルク紀行

作詞:Revo
作曲:Revo

石畳 伸びる影 連れて歩く途
港へ続く 長い坂道 キミは未だ知らぬまま

人は皆 心に 哀しい季節を抱いて
それでも… いつか… 笑えるから…
灯火を絶やさないで…
光が射した雲間… 旅立ちの空……

乾いた砂の原に 儘 足跡残して…
乾いた喉潤す 水を求め彷徨う

灼けつく砂の上に 雫落とし進んだ…
揺らめく地平の先 時を刻む陽炎

風に頼り 動かしていた大時計は
風が止まり 動力を失った
昼も夜も 絶え間なく カッチ コッチ
汗を流し 人の手で動かしていると言うのに…

水源が乏しい砂の街では
水を飲むのにも大金が掛かる
生命の値段って幾らなのだろう?
素朴な疑問に答えなどなく…
悩むキミを置き去りに… 時計の針は進む……

昼間でも薄暗い 花弁の内側で
肥大した欲望と 自意識に濡れたまま
造られた暗闇に 集う淑女 照らす放電陽光管
最高の美しさ 競い合う聖花祭

流行の髪の色 流行の髪飾り
流行の服装で 流行の笑顔作るの?

外側を着飾れば 花よ… 星よ… 蝶よ…
望んだように美しさ誇る 素敵な自分になれると
内側に隠された 素顔のままの自分と
心の中の美しさ それには 目を背けたまま

狂い咲く艶花の残り香に… キミは首を傾げた……

海原に蕩えば 潮風が頬を撫で
キミの髪を揺らして踊る

流れる雲を追いかけて 海猫が消えてゆく
水平線の遙か彼方 何があるのだろう?

広がる世界が紡ぎだす物語
旅人は驚き誰もが皆言うだろう
巨大な船が丸ごと一つの国だなんて
昨日のキミはそれを信じられたかい?

今… 波も閑か… 穏やかな時間の中で…
凪は黄昏を誘う…
明日は… 何処へ往こう……

怒り狂う 火山を背に 紅く燃える 溶岩の上
疲弊しきった 人々の群れ
終わりの見えぬ 内戦の日々

暗い坑蔵に… 潜って… 籠って… 掘って…
泣き叫ぶ声… 地上には…
聞こえない… 届かない… 無理もない…
稀少な金属… 狙って… 探って… 掘って…
現実的な感情… 押し殺す…
噛み殺す… 少年達――

平和を守る為に 自由を謳う為に
自分を殺し楯を取った者と
豊かさを得る為に 支配者に成る為に
敵を殺す剣を取った者と

争いを繰り返す 戦いは終わらない
やがて歪む勝利への妄執が
無差別に人を屠る 猛毒を撒き散らす
悪魔の虐殺を産み出した

――そんな話を聞いて キミは何を想った?
刹那… 浮かべた憂いの後に
とても強い瞳をしてたから……

白い華が風を踊る 寒い国の物語
キミは不意に歩みを止めて 耳を傾けた――

深い雪を尾根に纏う 険しい山に囲まれた
古い村を襲った悲劇 笑みを凍らせた

流行病は… かつて… 瞬きの間に… 広がり…
嘲笑う様に… 唯… 無数の灯り… 消し去った…

――永遠の未来を望むのは
赦されざる罪なのでしょうか?
それでも… せめて…
愛しいキミよ… 健やかに……

想い出す… キミと旅した日々…
忘れない… キミと歩んだ日々――


作詞:Revo
作曲:Revo

大地を穿つ大穴と 虚ろなその月の下で
運命に導かれるように
彼等は出逢った

心を抉る傷痕を それぞれの胸 抱えたまま
優しい風が撫でるように
二人は出逢った

少女が鳥になるのなら 少年は空になる
世界を廻る物語は
《虚ろな月の下》から始まった……

大地を穿つ大穴と 虚ろなその月の下で
縁故を確かめるように
彼等は出逢った


作詞:Revo
作曲:Revo

二度と逢えなくても 何処かにキミはいる
僕達は忘れないだろう――

君の悲しみの その半分は僕の悲しみ
二人で分け合えば ほら… 痛みなど半分さ
ねぇ… だから… 泣かないで…

僕の喜びの この半分は君の喜び
二人で分け合えば ほら… 幸せも二倍さ
ねぇ… だから… 笑って…

君は僕の希望さ どんな時でも
君を守る為に 僕は戦うよ!

君が喪った その大切な友達の想い出
溢れて 哀しい現実を 幻想が侵しても尚
自分を… 責めないで…

僕が喪った あの大切な弟の面影
重ねて 踏み外しても 手を伸ばしてくれた事
自分を… 誇って…

君は僕の希望さ 闇の底でも
君の使命の意味を 僕は信じるよ!

大地に大きな穴が開いた
僕の心にも消えない穴が開いた
闇は世界を呑み込んだけど
君という光までは呑み込めなかった
君の歩んだ道が皆の希望になる
僕はそう確信しているんだ

――だから… 信じて!

僕は君の希望さ 頼りなくても
君が信じてくれるなら 僕は負けないと 君に誓うよ!


作詞:Revo
作曲:Revo

闇を纏い微睡む 水晶の煌めき
膝を付き手を合わせ 彼女は何を祈ったのだろう……

風が止まって 鳥は惑い 大地へ墜ち逝き
腐された侭に 海は凪いで 静かに朽ちた

旅立ちの鐘が 闇の中で 幽かに響けば
災厄の痕で 希望と出逢い 風が生まれた

今は弱い微風でも 広い世界を廻り
やがては強く 大きな 風車を廻す
この身を懸けて 見届けたい この風の行方を……

風が止まって 人は嘆き 羊を探して
欲望の侭に 弱者を屠り 静かに堕ちた

黄昏の刻が 焔を別ち 夜毎に責めても
絶望の果てに 勇者は立ちて 風を宿した

怖れに膝が震えても 揺れる世界を廻り
やがては 強く 大きな 運命を廻す
全てをかけて 追い駈けたい この風の行方を……

貴方と出逢えて…本当に…本当に良かった
私は今…心から…心からそう思います

独りだった私に 大切な仲間が出来ました
一人では困難な使命も 彼等とならばきっと――

闇を纏い微睡む 水晶の煌めきに
やがては強く もっと強く 祈りを捧ぐ
誰もが皆 未だ知らない その風の行方は……


作詞:Revo
作曲:Revo

嗚呼… あの日の雛鳥が 羽ばたいて征(ゆ)く 果てしない空へ…

When? 信じてた――
幼い日々は 世界を疑いもせずに
Why? 愛してた――
大切な人が 私を育ててくれたから

大地を蹴って 飛び出した
初めての大空は 孤独に震えた

Black or White?
何が正しい事なのか この手で確かめたいのよ

Where? 鎖してた――
自分の殻を 独りでは破ることも出来ず
What? 探してた――
受け売りじゃなくて 傷ついても信じられるものを

故郷を発って 見渡した
風が舞う大空は 自由に震えた

Black or White?
誰が正しい者なのか この瞳で見極めたいのよ

――分かったことは
正義は世界中に溢れていて
相容れない者達は争いを繰り返す

【白】か【黒】か… 二つに一つ…
それだけでは別けられない…
それでも…この灰色な世界で…
私は私の信じる道を…征きたいと思った!

Black or White?
夜がどんなに長くても 決して諦めず
Black and White 今を必死に生きている
世界を唯 護りたいから
勇気を重ねて 私達は戦うのよ!

あの日の雛鳥が 羽ばたいて征く 果てしない空へ
風を味方にして 向って往ける 未だ見ぬ地平へ…


作詞:Revo
作曲:Revo

世界に唯ひとり… あてどなく彷徨える…
此処は何処で… 今は何時で… 俺は誰なのか……

──君は何処にいる?
妖精が住まう深い森の 澄んだ泉のような
吸い込まれそうな瞳さ けれど… 君じゃない…

星屑の髪飾りを纏う 夜の帳のような
煌めいて靡く黒髪 けれど… 君じゃない…

partial【LOVE】 それは partial【Light】
過ぎ去った灯は幻燈
浮かんでは直ぐに消えてゆく…
partial【Light】 されど past【Link】
失った日々の鎖 儘 永遠の愛を求め彷徨う…
──君は何処にいる?

朝露をその身に浴びて尚 香る野薔薇のような
艶やかに濡れた唇 けれど… 君じゃない…

甘い言葉で誘える 賢しい毒蛇のような
しなやかに這う白い指 けれど… 君じゃない…

partial【Life】 それは partial【Light】
過ぎ去った灯は篝火 燃え上がり闇に消えてゆく…
partial【Light】 されど past【Lock】
失った日々の錠前 儘 唯一の鍵を其処へ誘う…
──君は何処にいる?

大切な何かを…守れなかった…ような…
気が…していた…
大切な誰かを…救えなかった…ような…
気が…していた…
この胸の焔が… 真実の愛なのか…
贖罪に近いものなのか…
惑う俺の横を走り抜けてゆく 少年に風を感じた
未来が記された不思議な俺の手帳
嗚呼… 彼と彼女が… やはり… そうなのか……

partial【Land】 それは partial【Light】
過ぎ去った灯は郷愁 移ろいで揺れて消えてゆく…
故に… partial【Light】 されど past【Lapse】
失った日々の空白 儘 現在の俺を過去へ繋げる…
──君を求めて……


作詞:Revo
作曲:Revo

十字砲火 十字砲火 あなたの心臓めがけて砲火
十字砲火 十字砲火 あなたの瞳見つめて
→ 焔の接吻

恋愛は戦いなの 3秒見つめたら
あなたに《照準固定》
何時だって戦場なの 諦めたら直ぐに《死亡決定》

失敗した時のダメージが 超マジ ヤバイけど
Yes! 女は度胸 とりま 覚悟を決めて
「全軍突撃!(ブレイブ×3)」

《キラキラ輝く素敵で無敵な女の子》になりたい
あなたを夢中にさせる 可愛い女の子に!
でも…でも…素直にはなれない
可愛くなんて出来ない
自分を変えたいよ……

えいっ… 当たってク・ダ・ケ・ロ!
十字砲火 十字砲火 恋する乙女無敵の砲火
十字砲火 十字砲火 恋する気持ち弾けて
→ 焔の接吻

どんな娘がタイプなの 冗談めかしても
しっかり《脳内録音》
何処だって戦場なの 逃げ腰ではいずれ《失恋決定》

玉砕した時のトラウマが 超マジ パナイけど
Yes! 女は根性 とりま 腹を括って
「背水の陣!(デフォルト×0)」

《キラキラ輝く素敵で無敵な女の子》になれたら
あなたの瞳の奥 いつでも私がいる?
でも…でも…そんな器じゃない
自信なんて持てない
自分を変えたいよ……

えいっ… 振られたってダ・メ・モ・ト!

十字砲火 十字砲火 脇目も振らず一途に砲火
十字砲火 十字砲火 脇の甘さを見つけて
→ 焔の接吻

十字砲火 十字砲火 あなたの心臓めがけて砲火
十字砲火 十字砲火 あなたの瞳見つめて砲火

十字砲火 十字砲火 恋する乙女無敵の砲火
十字砲火 十字砲火 恋する気持ち弾けて砲火

十字砲火 十字砲火 脇目 も振らず一途に砲火
十字砲火 十字砲火 脇の甘さを見つけて砲火

十字砲火 十字砲火 何処までだって追いかけ砲火
十字砲火 十字砲火 何処へ逃げても無駄だわ
→ 焔の接吻


作詞:Revo
作曲:Revo

空が色褪せて 夜が押し寄せる
不意に止めどなく 雨が降る

嗚呼… 傍に行きたくて 闇を走っても
今は渡れない 河がある

悲しくて瞳を閉じる 微笑んだ顔が浮かぶよ
愛しさが胸を締める 夜を数えても
微笑んだ 君はいない……

嗚呼… 花は散るから美しいと
本当にそう思えますか?
花が散らない世界があったら
その方が良いと思いませんか?

戯れ言だと…笑ってくれても…構いません…
少し…疲れているのです…

寂しくて瞳を閉じる はにかんだ顔が浮かぶよ
虚しさが胸を穿つ 闇を見つめても
はにかんだ 君はいない…

もう… 君はいない……

空が色褪せて 夜が押し寄せる
今日も止めどなく 雨が降る……


作詞:Revo
作曲:Revo

何処までもずっと続くと思ってた
日常は儚く崩れて消えた
退屈だとさえ感じて軽んじてた
幸せのその本当の意味に気付いた

満ち足りてなかった 訳じゃなかったんだ
僕達はそれをもう一度 取り戻そうとしたんだ

上手くやれたと思ったことでさえ
誰かの悲しみを知れば無力で
幾度も困難にぶつかっては立ち止まり
目的のその本当の意味に気付いた

諦める事に慣れた 訳じゃなかったんだ
僕達はそれにもう一度 立ち向かおうとしたんだ

鎖された暗闇の中 希望を感じたんだ
君の瞳に 言葉に 後ろ姿に
喪う為だけに 生まれた訳じゃないと
思えたのは 信じられたのは そう 君がいたからさ

凍りついた季節の中 未来を感じたんだ
君の手に 笑顔に 戦う姿に
嗚呼 別れる為だけに 出逢った訳じゃないと
思えたのは 信じられたのは そう 君がいたから

何の為 誰の為 戦えばいい? 遠過ぎて 近過ぎて 時に見失う
傷ついても 裏切られても 世界を知る痛みを怖れないで

真っ直ぐに 唯 真っ直ぐに 光へ向う
嗚呼 倒れても また 倒れても 何度でも立ち上がる
キミと紡いだ譚詩曲――

「希 望 へ 向 う 譚 詩 曲」